彷徨う肖像


tiger_marker_ar
sai_marker_ar
elephant_marker_ar
gorilla_marker_ar
2017
AR
printed paper 80×80mm

concept

◆立体marker
 AR( 拡張現実)というプログラミングを用いて、7体のAR アニメーション作品を制作(人骨、馬、虎、象、鯨、鷹、蝙蝠)。
 PCに接続したカメラでマーカーを映しモニターを見ると、マーカー上に予め制作し設定していた3D アニメーションが出現する。マーカーを回転すれば、出現している3DCGもマーカーと同じ向きに回転する。現実世界と仮想世界が連動しており、より脳内リアリティに近い状態になっている。
  元々3DCGアニメーションは全面制作されており、ARを用いる事で後面、正面、下面等あらゆる方向から観察する事が出来る。また、カメラをマーカーに近づければモニター全体にアニメートしている3DCGが映り、作品に対する印象を変貌させる。対面構造でアングルは制作者が一方的に決定するTV等とは一線を画す。AR は、カメラが映している現実の世界に、PCで創られた実体の無い制作物を同時表示し、且つ制作物をアニメートする事が出来る。
 現実の世界と実体の無いものを一つの画面に同時表示させる事は、人間が思考したり意識が薄い状態にある状況と相似してはいないだろうか。人は思考から夢想まで様々な事項を規制無く成立させている。
 今回は新たに、切断された動物が、アニメートしながら霧散し飛び散っていく。しかし、運動が連続いていれば物体が霧散していても運動を感じ取る事が出来る。元々実態ではない3DCGのアニメートから実体の動物の動きを感じていながら、3DCGのアニメートが無くなっても運動を認識しているのである。これは、視覚的に見えなくなっても何かが存在している事を裏付けている。

exhibition info


切断芸術運動というシミュレーションアート展

Poster


DM


Tokyo Metropolitan Art Museum Gallery A


会期: 2017年6月25日(日)~7月6日(木)
会場: 東京都美術館 ギャラリーA
開室時間: 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室: 金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
休室日: 7月3日(月)
観覧料: 無料
トークイベント1: 彦坂尚嘉×糸崎公朗/『切断芸術という手法と、思考と、出現する現象』/6月30日(金)14:00〜15:30・ギャラリーA
トークイベント2: 美術批評家:矢田滋×現代アーティスト:生須芳英/『芸術とデザインの遺伝子組み換え反対という主張』/7月1日(土)14:00〜15:30・ギャラリーA
出品作家: 彦坂尚嘉(代表、現代美術家、詩人、音楽家、芸術分析家、美術史評)/中田 文(映画監督)/糸崎公朗(写真家/美術家)/丸野由希子(美術作家)/波多正木(画家/サロン・ブラン美術協会・日仏現代国際美術展 )/柳川たみ(美術家/詩人、文芸誌『無文芸』を主催)/西水俊二(美術家)/工藤悦仙(画家/役者)/菅野英人(写真家)/中川晋介(アニメーション・アーティスト)/田山寛明(現代美術家)/矢田滋(美術評論家、東京芸術大学芸術学科大学院卒業)/李染はむ(現代美術家)/須藤光和(版画家、臨床美術師)/西山雪包(美術家)/花牟礼有基(日本画家)/ヴァンだ一成(現代アーティスト)/生須芳英(現代アーティスト、音響詩人、音楽家)
主催: 切断芸術運動/東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)

詳細は下記ウェブページをご覧下さい。
https://setsudangeijutsu.wixsite.com/setsudan